« 千代酒造の会(ぶどう組) | トップページ | 好きなBGM:クロノトリガー »

「猿の惑星:創世記」

公開前はなんで今さら「猿の惑星」?と、違和感があったが、
これが予想外に評判がよく観に行ってみた。

なおオリジナル「猿の惑星」シリーズはざっとこんな感じ。

1作目「猿の惑星」・・・宇宙飛行士が見知らぬ惑星に不時着すると、そこは猿が人間を支配する世界だった。
2作目「続・猿の惑星」・・・・猿と旧世界の生き残りであるミュータント人類との争いの末に・・・。
3作目「新・猿の惑星」・・・前作において宇宙船で脱出した猿夫婦が現代の地球にやってくる。
4作目「猿の惑星:征服」・・・猿夫婦の遺児シーザーは奴隷である猿たちを率い人類に反乱を起こす。
5作目「最後の猿の惑星」・・・文明社会が滅び人類と猿は平和に共存していたが・・・。

以上が映画シリーズとして完結しており、
これ以外にも1作目をリメイクしたティム・バートン版と1作目の3年後を描いたTVシリーズ版がある。

世間的には衝撃的なラストを迎える1作目を頂点とし、
続編がつくられるごとに駄作になっていった、との見方が強い。
子供の頃に再三TVで再放送をやっていて全作品を欠かさずみていた。
1作目が傑作というのには異論はないが、
評価の低い4作目も反乱猿のリーダーであるシーザーが、
子供心にかっこよく映り好きな作品だった。

今回の創世記はオリジナル1作目の前日譚的作品であり、
4作目「征服」に近い構成になっている。


<ストーリー>
アルツハイマー治療薬として開発された新薬の影響で、
飛躍的に知能の発達したチンパンジー、シーザーは、
人の手で愛情豊かに育てられる。
しかし、あることをきっかけに愛おしい「家」を出ることとなり、
理不尽な差別、仲間たちとの出会いを通じて人間との決別の道を選ぶ。

SF色は従来のシリーズと比べめっきり薄く、
ヒューマン(猿)ドラマ&脱走アクションものという感じ。
ただこの映画では多くの猿たちが登場するが、
それらはすべてCGで描かれている。
実際の役者の動きを取り込んだこともあり、
シーザーをはじめ他の猿たちの動き、表情とも
生物としてまったく違和感がない。
特にシーザーが場面場面でみせる深い悲しみや怒りを表す演技は、
アカデミー賞もの素晴らしさだった。

内容的には「猿の惑星」というより「猿の大脱走」に近いが、
エンドロール中に挿入されるシーンが近未来、
人類の破滅とその後、訪れるであろう猿の台頭を暗示する。

そして今回、あまり活躍しなかった猿仲間のコバやコーネリア(スじゃなくて)の存在が続編を予感させる。

☆☆☆☆★

|

« 千代酒造の会(ぶどう組) | トップページ | 好きなBGM:クロノトリガー »

映画れびゅー」カテゴリの記事

コメント

以前は大晦日の夜なんかに一挙放送やってましたね。
他の作品はあまり覚えていないのですが、「新 猿の惑星」の、コーネリアスとジーラの子がすり替えられて生き残るラストシーンが印象に残っています。
でも、子供の頃の自分にとって、もっと印象が強くて怖かったのは、「猿の軍団」ですねえ。

投稿: ライデン | 2011/10/24 22:06

赤ちゃん猿が「ママ」って話すことで、
生き残っていたことが分かるんですよね。
猿の軍団は「猿の軍団、猿の軍団♪」という主題歌のサビ部分だけ憶えています。

投稿: ぽうせ | 2011/10/25 16:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65730/53063929

この記事へのトラックバック一覧です: 「猿の惑星:創世記」:

» 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」観に行ってきました。往年のSF映画「猿の惑星」の全く新しいシリーズとして位置付けられる、「猿の惑星」誕生のエピソードを扱った作品。... [続きを読む]

受信: 2011/10/27 20:52

« 千代酒造の会(ぶどう組) | トップページ | 好きなBGM:クロノトリガー »