« 酒蔵巡り(旭鳳酒造再訪) | トップページ | 6年ぶりに »

「11人いる!」

19419284


荻尾望都の「11人いる!」(文庫版)を読む。

面白い!との評判をよく耳にしていたので、
期待してページをめくる。

人類が宇宙進出を果たした遠い未来。 ロタ、セグル、サバの3っつの大国とその他の小さな種から構成された星間連盟に、 人類もテラ名で加入し、そして400年後には大国のひとつとなった。 そのテラがひとつの惑星に創立した宇宙大学国。 大学国にはテラ系以外にも、多くの星々から生徒が集まっていた。 大学国に入るためには入学試験があり、 10人の受験生が最終実技テストのため古びた巨大宇宙船に乗り込む。 が、船内に着くとなぜか人数が11人に。 いったい誰が本来いるはずのない11人目なのか?

発表されたのが30年前なので、
さすがに絵柄に古くささは否めないが、
少女漫画とは思えないほど設定がしっかりしている。
疑心暗鬼に陥りながら、時には争い、時には協力し、
困難を乗り越えてく受験生たちの心理描写に重きが置かれていて、
実際、11人目は誰か?という答えは意外にあっさりした感じ。

読み終わってまるで良質なSF映画を観たような気分。
一言でいえばSF密室心理劇というところか。
たしかに傑作だ。

文庫版には「続・11人いる!」も収録されてるが、
こちらは登場人物たちの後日談で、作品のテーマもまったく違う。

あと文庫版の最後に故・中島らもさんのエッセイがあったのにはちょっとビックリ。

|

« 酒蔵巡り(旭鳳酒造再訪) | トップページ | 6年ぶりに »

my本棚」カテゴリの記事

コメント

へー これ少女漫画なんですか
なんか推理小説みたいですね

てかなんで中島らもが出てくるのか?

投稿: イーハト-ヴミュージック 金倉 | 2008/02/18 22:40

少女漫画にも男が読んで面白い作品がけっこうあります。
吉田秋生の「バナナフィッシュ」という作品なんかも、
よく出来たサスペンス映画のようでしたよ。

投稿: ぽうせ | 2008/02/20 00:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65730/40160937

この記事へのトラックバック一覧です: 「11人いる!」:

« 酒蔵巡り(旭鳳酒造再訪) | トップページ | 6年ぶりに »