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「ゲド戦記」Ⅰ~Ⅲ

映画「ゲド戦記」を見たあとに購入した、
原作本Ⅰ~Ⅲをようやく読み終えた。

3冊読むのに半年近くかかった理由は、
主に通勤電車などで読んでいたのと、
ストーリーが淡々としていて、
あまり続きが気にならない、
ということがあった。

各巻の内容は以下のとおり。

Ⅰ「影との戦い」
魔法学校において虚栄心から魔法合戦におこない、
死霊とともに「影」を呼び出してしまったゲド。
その「影」に怯えていたゲドだったが、
「影」との対峙することを決意する。

Ⅱ「壊れた腕輪」
幼少の頃に真の名を奪われ、太古の精霊が住まう墓所にて、
巫女として生きてきたテナー。しかしゲドと出会ったことにより、
テナーの内面に変化が起きる。

Ⅲ「さいはての島へ」
竜が言葉を失い、魔法使いが魔法が使えなくなるなど、
世界の均衡が崩れつつあることを察したゲドは、
アレンと共に原因を探る旅に出る。

戦記とあるが、「影との戦い」の冒頭でそれらしい描写がある程度。
竜や魔法も登場するが、特に派手な見せ場というものもなく、
登場人物の内面的な描写や、人物たちが語る言葉に重点が置かれている。
児童文学なので、一応漢字には全てふりがなが打たれているが、
正直、児童向けではない。

 ことばは沈黙に 
 光は闇に
 生は死の中にこそあるものなれ

といった言葉の意味を感じることが出来ないと、
読んでいても辛いかもしれない。

先日、週刊文春が選ぶワースト映画「木いちご賞」の1位に、
「ゲド戦記」が選ばれていた。
もっとひどい映画は他にもある気がするが、
話題性というのが大きかったのだろう。

原作とアニメ版と違いについて一番感じたことは、
原作者がネット上で指摘しているが、
原作が登場人物を単純に善と悪とに分けていないのに対して、
アニメ版は安易に分かれていたように思う。

原作の世界観を丁寧に再現したTVシリーズとしてNHKあたりで製作したら、
けっこういいものが出来る気がするのだが。

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