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「うつくしいのはら」

何人かお気に入りの漫画家がいるが、その一人が西原理恵子さん。

初めて読んだのが「恨ミシュラン」で、「できるかな」シリーズ、「鳥頭記行」シリーズ、「むいむい」など、体を張ったギャグ・エッセイマンガを好んで読んでいる。
映画化もされた「ぼくんち」などのストーリーマンガは、エッセイマンガのほうが強烈にインプットされてしまっていて、そちらとどうも違和感があってあまり読んだことがない。

最近、購入したのが「営業ものがたり」という単行本。
エッセイマンガとストーリーマンガが半々という構成になっている。
エッセイマンガのほうは、相変わらず切れのある(ありすぎる)ギャグが満載。
そしてストーリーマンガのほうに、「うつくしいのはら」という短編があった。

この作品がとても良かった。

とある国で貧しい生活を送る母親と息子の二人の寓話。
ほのぼのとした絵柄だが、内容はとても残酷だ。
なにが残酷かといえば、世界のなかで多くの人々にとっての日常である貧困、戦争、身近な死といった問題が、リアルに表現されている。
それを「うつくしいのはら」というキーワードを使って、優しさとかすかな希望で包みこみ、なんともいえない読後感をかもし出している。

あらためてりえぞー先生を見直した!

「営業ものがたり」(西原理恵子/880円/小学館)

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