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「おおきな木」

もう、何年も昔の思い出。

当時、自然関係の某ボランティア団体に所属していた。
活動内容は山を訪れるビジターさんを相手に、
自然観察、ネイチャーゲーム、キャンプなどなど・・・。

京都・美山でフィールド研修を受けたときのこと。

アクティビティの中に「森の劇場」(だったかな?)というのがあった。

山の中で、ほどよくみんなが散らばり座って目を閉じる。

真っ暗な世界のなかで、鳥の声や風の感触が普段よりも敏感に感じる。

「むかし りんごのきが あって・・・」

研修講師のよく通る声が聴こえてきて、絵本の朗読が始まった。


リンゴの木と小さな男の子はとても仲良しだった。

でも大人になるにつれて男の子の心は変わっていく。

リンゴの木のほうは、いつまでも「坊や」が大好き。

「坊や」が望むままに、リンゴの木は自分自身を与え続ける。

やがて与え尽くしたリンゴの木と年老いた「坊や」は・・・。


その場の雰囲気によるものも大きいが、
物語そのものがとても心に染み込んだ。

いじらしいほどの無償の愛を「坊や」に注ぐリンゴの木。
自分勝手だけど、なんだか他人とは思えない「坊や」。

結論が示されていないので物語の解釈はいろいろあるだろうけど、
自分はそのとき感動とはまた違う、切なくもいとおしいものを感じた。

「おおきな木」
(シェル・シルヴァスタイン作・絵/本田錦一郎訳/篠崎出版/1,162円)

Dsc02592


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コメント

こちらのブログははじめて見にきました、
美山方面の森のなかにひとりで入ったことあります。
大きな木や動物(シカやくま)に会うとドキッとしましたが、森につつまれて、いい気持ちでした。

投稿: 871 | 2006/10/25 07:15

こちらでは初めまして。

美山というと芦生の森が有名ですね。
自分もその森で鹿の白骨をみつけたことがあります。
自然の大きなサイクルを、垣間みた気がしました。

投稿: ぽうせ | 2006/10/25 19:09

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