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映画「日本沈没」

好調に観客動員数を増やしているという「日本沈没」を観る。

小松左京氏原作で1973年に公開され大ヒットとした同名映画のリメイク。
同時期にTVシリーズとしても「日本沈没」が放映されている。
映画版は観た記憶がないが、TV版のほうはなぜか地震が来て由美かおるさんが倒れこむシーンだけ覚えている。
ちなみに1999年にもリメイクの話があったが、このときは資金難で製作中止に。

で、平成版「日本沈没」であるけれど、感想は思っていたよりは面白かった。

地球内部で絶えず摩擦しあっている太平洋プレートと大陸プレート。その両プレートの境界上にある日本列島が、巨大なメガリス(澱んだプレートの塊)の崩壊に巻き込まれ、地震、噴火、津波といった大災害を伴いながら急速に海中に沈んでいく・・・。
監督が平成版「ガメラ」シリーズや「ローレライ」を撮った人だけあり、ハリウッド映画に比べて少ない予算ながらも、迫力ある特撮シーンに仕上がっていた。特にクライマックスの○○○○を○○する場面は、ちょっと感動した(実際にあれだけのことをしたら、さらに壊滅的な2次災害が起きるような気もするが)。

それに比べ、やはり人間ドラマ部分がどうも弱い。
もうすぐ日本が沈む!というのに、全体的にみんなのんびりしているというか悠長というか・・・。
登場人物の描き方も、「優柔不断だけど真っ直ぐな人」「可哀想な人」「自己保身の人」「正義感が強いけど不器用な人」など、わかりやすいが、人間らしい深みがない。
またこの映画の特撮と並ぶ大きな見所になったであろうとてつもない悲壮感や絶望感があまり感じられない。そのかわりに主人公のラブ・ストーリーがメインに展開される。このあたりはリアルに被災の様子を描いて生々しくなってしまうのを避けたのかも知れない。
それでも、もうちょっと人間ドラマには頑張って欲しかった。たとえば主人公が「まだ死にたくない!」と恐怖に怯え苦しみぬいた末、「でも、俺しかいない」と、あの行動になっていれば、もっと感情移入も出来たのに。

絶望感たっぷりらしい昭和版「日本沈没」も、みてみたくなった。
今度、レンタルショップで探してみよう。

ところで東京大学地震研究所というところが、映画に関する数々のQ&Aを期間限定で公開している。
その真面目な答えぶりが良い感じ。
「日本沈没」と地球科学に関するQ&A

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