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映画「男たちの大和」

「男たちの大和」を観る。

大和、大艦巨砲主義が生んだ世界最大の戦艦。
史実によると昭和20年4月、大和最後の出撃となる「天一号(菊水)作戦」が発動される。
作戦内容は米軍が上陸しつつあった沖縄本島を目指し、そのまま海岸に乗り上げ陸上砲台となり戦いぬくといもので、俗に水上特攻とも呼ばれている。
4月6日、航空機による援護もなく駆逐艦8隻、巡洋艦1隻を率いて徳山沖を出航。
4月7日、米軍機のべ386機による猛攻を受け、坊ノ岬沖にて沈没。
乗組員のうち戦死者2740(2498?)名、生存者276名。
なお俗説では大和は片道分の燃料しか積んでいなかったとあるが、実際には往復分の燃料が積まれていたという説が有力。
また大和の存在は当時、国民に対して極秘とされていて、この作戦の真の理由として広く知られている「一億総玉砕のさきがけ」となるにはその効果が薄く、疑問がもたれる。

さて映画のほうはほぼ予想通りの内容。
おそらく世間での評価は、「感動した」か「危ない」とに分かれると思う。
自分も観ていて、泣かせようという演出以外に、別な意図がちらほらと感じられた。少なくとも、これを観て「戦争とはこうだ」と思う人がいるとしたら、ちょっと危険かも。大和乗組員生存者の娘さんのあの真っすぐさも、妙に恐いものを感じた。

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コメント

・・・で? (^.^)

投稿: ひさこ | 2006/01/21 02:46

実話をもとにしているだけに遠慮がちな記事になりました。
ちょっと補足です。
映画全体は死んでいく者と、残される者との別れがメインになっていて、戦争を賛美するという感じはありません。
ただ戦争そのものを伝えているかといえば?です。
感動させようという演出ばかりが目立ち、現実の持つ後味の悪さが感じられません。
他人事だからこそ、人の死に感動出来るのかも知れませんね。
ヤフーの一般評価など読むと、「感動した」「靖国神社にお参りしたくなった」といった声が多いです。
この映画をきっかけに戦争について考えたという人は、是非、ガタルカタル島、沖縄戦、アウシュビッツ・・・といった武士道や英霊という美句、まして感動などない、戦争の姿も知って欲しいと思いました。

投稿: ぽうせ | 2006/01/21 11:57

なるほど。
ありがとう。

「きっかけ」は無いよりあるほうがいいね。
その方向性にもよるけど。

投稿: ひさこ | 2006/01/23 00:16

 こんばんは、以前に「宮澤賢治」の記事にトラック・バックさせて頂いたものです。

 私も戦争には失望もしますし、何より悲しみしか生まない行為だと思います。真の意味で、戦争に「勝者」はいないのです。

 あれだけの悲惨な歴史や犠牲を犯したはずなのに、未だ世界ではきな臭い状況が続いています。 
 日本はもっと世界へ向けて平和の尊さをアピールしていくリーダー・シップを持ってほしいものですね~(難しいでしょうけれど・・・)
 私も戦争について、大和を通して記事にしました、よかったらお越し下さいね~、ではまた!

投稿: ルーシー | 2006/05/26 01:12

ルーシー様
コメントありがとうございます。
記事のほう拝見させていただきました。
戦争が悲惨であることは誰もが思うことです。しかし勝者と敗者とでは、かなり受け取り方が違ってきます。
被害は同じでも、あの戦争に日本が勝っていたら、今のように平和を望む国民性にはなっていなかったと思います。
戦後、日本も豊かになり、自分も含め日本人の大半が戦争の傷跡を実感できなくなっています。最近の政府の動きをみていると、平和をアピールどころか、そんな悲惨な過去などなかったかのように振る舞いたがっているようにみえます。
ちょっと重たい返事になってしまいましたね。これからもよろしくです~。

投稿: ぽうせ | 2006/05/27 01:47

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