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ファン向け止まりかな

「何かを得ようとするとき、同等の代価が必要となる。それが錬金術における等価交換の原則・・・」
そんなOPで始まるTVアニメ「鋼の錬金術師」

原作は少年漫画だが、このTVアニメ版が非常に完成度が高い。
漫画的なキャラクターに、ド派手な錬金術が発達した架空世界が舞台と、一見いかにも子供向けの作品だが、その物語の根底には人の生死や戦争といった重いテーマが流れている。
大抵の作品には何らかの粗が目立つが、この「鋼の錬金術師」は音楽、絵、ストーリーなどの作品を構成する各要素がTVにしては、珍しく高水準にまとめられていた。
基本となるストーリーは、死んだ母親を錬金術で生き返らせようとした兄弟が、その代償として兄は片手片足、弟は体を失う。その失った体を取り戻すために旅を続ける・・・というもの。
シリーズ中、この兄弟以外に、次々と他の登場人物のエピソードが語られ、最終回に向けてそれらのエピソードが収束していく展開は見事だった。

それだけに現在公開中の劇場版「鋼の錬金術師~シャンバラを往く者」は、けっこう観るのを楽しみにしていた。
で、観た感想。
まずTV版の続編として描かれているので、TV版を知らないとなにがなんだか分からない。
TV版のラスト数話で、舞台が錬金世界から現実世界である1923年のドイツ・ミュンヘンになったときは結構インパクトがあった。しかし映画では現実世界とシンクロすることと、物語としての面白さは微妙な感じがした。
作画はCGを多用するなど、よく動き回っているが、人物の掘り下げが弱く、ストーリーも単調で、TV版よりも大きくパワーダウン。残念!
映画は続編もあり的な終わり方をしているが、もし続編をつくるならTVかオリジナルビデオのシリーズ物として観てみたい。


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コメント

なるほど、それではDVDが出たら観ることにします。

アニメって、映画館で観るか、DVDを待つか、悩みます。
宮崎作品は、映画館で観てしまいますけど。

投稿: ヒロ子 | 2005/09/03 21:54

この作品は映画館で観ないと!
と、はりきって映画館に行き、
ハズレだったときはかなりへこみます。

宮崎アニメは「ラピュタ」「もののけ姫」「千と千尋」「ハウル」を劇場で観ました。今から思えば、「風の谷のナウシカ」を劇場で観たかったです・・・。

投稿: ぽうせ | 2005/09/04 23:03

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