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「ねずみ男の冒険」

ねずみ男って、あのねずみ男?
そう、「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるあの脇役。
この「ねずみ男の冒険」(水木しげる著/ちくま文庫)は、ねずみ男が主役の短編集。といっても、実際の主役は過去・現代を生きるサラリーマン、忍者、商人、子供といった人間たちで、ねずみ男は、あるときは神さま、またあるときは怪しいバーテンダーと、様々な役どころで物語に絡んでくる。
適度な風刺とユーモアが効いていて、けっこうお気に入りの本だ。
しかしねずみ男って、典型的なトリックスター。トリックスターとは、神話や心理学で使用されている言葉で、特定のキャラクターを指す。トリックスターはいたずら者、狡猾、無秩序、混沌、破壊といったマイナスな面がある一方、創造、再生といった重要な事柄を司るとされる。

他に水木マンガでおすすめなのは、自伝「僕の一生はゲゲゲの楽園だった」と「劇画ヒットラー」。特に「ヒットラー」のほうは、様々なこの独裁者を描いた本、映画などのなかで、一番印象深かった。


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