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「坂の上の雲」

昨年は日露戦争100周年の年。
その日露戦争を扱った司馬遼太郎の作品が「坂の上の雲」だ。
文春文庫から全8巻という長編シリーズとして刊行されている。

陸軍に初めて本格的な騎兵隊を組織した秋山好古、日本海海戦で艦隊を完全勝利を導く作戦を立てた秋山真之。その秋山兄弟を中心に物語は展開する。
個人的には開戦前、近代夜明けにあった日本の様子が描かれ、正岡子規が登場する物語前半は面白かったが、物語の主軸が秋山兄弟から日露戦争そのものに変わる物語後半は、話が散漫になり面白味が半減してしまった感じがした。
でも司馬遼太郎お得意の様々な歴史的資料が駆使されていて、読み応えは十分にある。あまり知らなかったロシア側の事情、特に遠路はるばるやってくる不幸続きのバルチック艦隊には同情すらおぼえる。

この「坂の上の雲」は2007年以降にNHKで、21世紀スペシャル大河として20回シリーズの放映が予定されている。
それまで待てない!という人には映画「二百三高地」のビデオがおすすめ。秋山兄弟は出てこないが、小説を読んでいると、人物や背景についてより深く映画を観ることができる。

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