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「チャップリンの独裁者」

いわずとしれた喜劇王チャップリンの代表作だ。
第一次世界大戦末期、架空の国トメニア国(ナチスドイツ)を舞台に床屋のチャーリー(ユダヤ人)とトメニア国の独裁者ヒンケル(ヒットラー、チャップリンの二役)という、対極の立場にある二人の人物を通じて、ユダヤ人迫害や独裁の狂気が描かれている。
非常に重いテーマを扱っているが、全編にチャップリンらしいユーモアあるシーンに溢れ、恐怖の独裁者も笑いの対象とすることで、こきおろしている。
公開されたのは1937年だが、そのテーマやストーリーは今みても新鮮だ。またチャーリーのクラッシック音楽に合わせてのひげ剃りシーンや、世界地図の描かれた風船と戯れるヒンケル、ヒンケルとナポローニ(ムッソリーニ)のどつき漫才(?)など、あらためてチャップリンが喜劇王と呼ばれた所以を堪能できる。

「彼ら(独裁者)は人間ではない。心も頭も機械に等しい。諸君は機械ではない。人間だ!心に愛を抱いている。愛を知らぬ者だけが憎み合うのだ!」
映画のラスト、ヒンケル(にすり変わったチャーリー)の映画史に残る演説の一部だ。映画好きで知られるお隣の国のあのお方は、果たしてこの映画をみただろうか。
総理大臣が好きなあの大統領の姿も、ふと思い浮かぶ。

ところでヒンケルが使う言葉は、いかにもドイツ語ぽく聞こえるが、アクセントだけを似せたでたらめの言葉だ。
フランス語も中国語もそれっぽい言葉が想像できるが、日本語ぽい言葉ってどんなふうに聞こえるんだろう。

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