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「終戦のローレライ」

3月公開予定の映画「ローレライ」を観る前に、
福井晴敏の原作を読んでおこうと文庫版全4巻を購入し読み終えた。かなりの長編だが、途中でだれることもなく面白く読むことが出来た。

砲台を装備した水中戦闘艦とも言うべき特殊潜水艦「伊507」。
科学技術の枠を超えたソナーシステム「ローレライ」。
帝都東京を狙う3発目の原爆。

アニメチックな設定に、泣かせまっせ的な場面が続き、
なんとなく宇宙戦艦ヤマトぽい。

そう思っていても、つい男泣きをしてしまう。

♪名も知らぬ遠き島より
  流れ寄る椰子の実一つ
  故郷の岸をはなれて
  なれはそも波にいく月

  ・・・

  思いやる八重の汐々
  いずれの日にか国に帰らん

文章中何度も歌われる「椰子の実」の歌詞が、
登場人物たちと重なっていき、目頭を熱くする。

実際の戦争は、
こんなロマンチックなもんじゃないという声もあると思うが、
ある意味これだけ荒唐無稽のフィクションを、
重厚な戦争物としてよくまとめたもんだと思う。

映画には原作では重要な役割を演じていたフリッツが出ないようだ。
ナチスドイツの軍服を着た日本人というのも興味深かったが。
あれだけの文章を上映時間内には納めるために、
かなりストーリーが簡略化されてるんだろうな。
映画はまったく別の作品として観たほうが良さそうだ。

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コメント

ぼうせさん、こんにちは。
TBありがとうございます。
最近、気が付けば「椰子の実」を口ずさんでることがあります。映画ではどんな風になってるんでしょうね。観たいなぁ。

投稿: ゆー | 2005/03/11 20:07

ゆーさん、コメントありがとうございます。

映画のほうは客足が落ち着くであろう、
月末に行く予定です。

でも得てして原作への思い入れが強すぎると、
映像化されると裏切られることが多いんですよね。
期待を25%くらいに抑えて、観に行こうと思います。

投稿: ぽうせ | 2005/03/11 20:25

ぼうせさん、こんにちは。
映画「ローレライ」観てきました!
あの長編を映画にまとめるのは大変だっただろうなぁ、という感じです。先に原作を読んでたから話がよく分かって良かったかも。
私は原作も映画も好きです。ローレライの乗員、みんなかっこよかったです。特に艦長はステキでした。

投稿: ゆー | 2005/03/22 17:35

ゆーさん、こんばんわ。
まだ「ローレライ」観ていませんが、評判を聞くとかなり背景部分が削られているようですね。時間的に仕方ありませんが。
でも、映画は映画で楽しまれたようで良かったですね。自分も楽しめるかな~。


投稿: ぽうせ | 2005/03/22 22:46

はじめまして!

私は映画を先に見て、原作は後から派だったんですが
確かに「映画と原作は別物」の印象ありました。

一緒に観た友人も「フリッツが出てない」ことに
けっこうショックだったようなんですが、
個人的には、映画の時間内にまとめるためには
仕方なさそう・・・(原作が壮大すぎるので)
って印象も否めませんでした。

投稿: やまもと | 2005/04/22 10:51

はじめまして。
フリッツ人気は高いようですね。
確かに女性受けしそうな設定です。
自分が印象深かったのは田口と浅倉です。
もちろん原作の。

投稿: ぽうせ | 2005/04/23 00:13

やっと読みました「終戦のローレライ」。
映画化を想定して書いたわりには,2時間前後の映画では収まらない内容ですよね。
私もフリッツのファンですが,出ていないと知り,ホッとしたような(^^;)

投稿: ヒロ子 | 2005/04/28 20:57

未読ですがマンガ版「終戦のローレライ」が、
月刊アフタヌーンに連載されていますね。
映画化同様、漫画化の場合も原作とのギャップが、
大きいことがあります。
果たしてフリッツさんは、どう描かれているんでしょうか。

投稿: ぽうせ | 2005/04/29 00:44

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