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「アルジャーノンに花束を」(原作)

原作者は「24人のビリー・ミリガン」でも有名なダニエル・キイス。
この作品はジャンル的には古典SFとなるようだが、SFらしさを感じさせず、むしろSFと呼ぶほうが違和感がある。
これまでに映画化、舞台化、そして少し前に日本でTVドラマ化されるなど、その人気のほどがうかがえる。

~ストーリー~
パン屋で働くチャーリイ・ゴードンは、知能に障害を持つため、みんなに小ばかにされながらも、健気に暮らしていた。しかし知能を飛躍的に高める脳手術の実験体として選ばれ、その手術を受けさせられたことで、彼の生活は一変する。天才へと生まれ変わったゴードンは、次々と難題な研究をこなしていく。そんな彼を周囲の人間は尊敬し、そして恐れ、ゴードンもまた自分よりも知能の劣る人間に蔑みを持つ。やがて、ゴードンと同じく高い知能を持つ実験マウスのアルジャーノンに、手術の反作用があらわれ・・・。

原作の特徴的な表現が、ストーリーがゴードン自身の日記としてつづられていることだ。この日記を通して、読み手はゴードンの内面の変化をより深く知ることが出来る。日記だからこそ出来る表現で、映像ではクライマックス、ゴードンが日記上でみせるあの悲痛な叫びを伝えるのは難しいだろう。

ぜんぜん知らないという人も、ドラマはみたが原作を読んでいない人も、ぜひ多くの人に読んでもらいた作品だ。そして、このタイトルの意味がわかったときの感動を味わって欲しい。

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コメント

遅くなりましたが,今年もどうぞよろしくお願いいたしますm--m
ずい分前に,「アルジャーノンに花束を」を読みました.そこからダニエル・キイスにしばらくハマっていました.最初に原作を読んでしまったので,原作の感動が強く,ドラマ(菅野美穂と藤木君でしたか?)は見る気になりませんでしたが,どうだったのでしょうね?

投稿: ヒロ子 | 2005/01/14 21:04

ヒロ子さん、コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
自分もドラマのほうは全く見ていません。。。舞台のほうは昔、NHKで放映していたのをみましたが、妙に退屈だった記憶があります。映画(邦題「まごころを君に」・・・耳がこそばくなる!)のほうもみていないので何とも言えませんが、あまりいい評判を聞きません。文章からして映像化には不向きな作品と思います。

投稿: ぽうせ | 2005/01/14 21:46

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